四度目の出血

8/30未明、四度目の不正出血がありました。

(またも生々しい話なので以下閲覧ご注意ください)

3時半ごろ、ちょうど半分目が覚めてウトウトしながら、トイレに行こうかなどと考えていたときのことでした。
何かがちょろっと漏れる感覚。
はっとして飛び起きました。
これは尿漏れではない、絶対に膣から出た。しかもおりものにしては量が多くてさらっとしてる気がする…。
破水?出血?という嫌な予感と、考えすぎかもという楽観的な気持ちが入り混じったままトイレへ向かいました。

個室に入りズボンを下ろすと、下着に真っ赤な血が染み付いていました。「ちょっと漏れた」という自分の感覚に反して、結構な量です。

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。

焦りでそれ以外考えられない状態で、腰を下ろしてから迷いました。
用を足してもいいのだろうか、と。
このまま用を足せば、絶対にもっと大量の血が出てくるに違いない。
一回目の出血で経験済みだったので、便座に座ったままぐるぐる考え込んでしまいました。
緊急帝王切開の文字が頭をよぎります。それどころか、ここでいきなり赤ん坊が出てきてしまうのではないかという、あり得ない不安にも襲われました。

しかしこのまま尿意を我慢していてるわけにもいかないので、意を決して用を足しました。
案の定、便器の中は鮮血で真っ赤に。
個室内のナースコールを押すと、ズボンを履いて待ちます。
すぐに看護師さんが現れ、出血量を見ると車椅子を持ってきて私を乗せ、処置室へ直行しました。

診察台の上で待っていると、初めて見る女性の医師が入ってきました。出血時の状況や現在血が流れている感覚はあるかと聞かれて答えていると、看護師さんが誰かとPHSで話しているのが聞こえました。

「プレビア(前置胎盤)のナオさん、出血しました」

プレビアってコウノドリ(マンガ)にも出てきたなぁ。本当に使う単語なんだなぁと、ぼんやり場違いなことを思ってしまいました。

電話のあとにいつも診てくれている先生が遅れて入ってきました。
そのときの安堵感といったらなかったです。
失礼だけど、緊急時に一度もあったことのない先生でやっぱり不安だったんです。

先生方は経膣エコーをじっくり見ながらあれこれ話し合っていましたが、やがて私に向かって言いました。

「現在は出血が止まっているようなので大丈夫です。この後モニターをつけて赤ちゃんとお腹の張りをチェックします」

とりあえず、今すぐの手術はなさそうだと分かりほっと一安心。
部屋に戻りNSTの器具をつけてもらいました。
モニターの結果も問題はなく、これまでと同様に自力でトイレにも行ってOKとの許可をもらい、今に至ります。

今回の出血は今までで一番量が多かったのでかなり怖かったのですが、先生曰く溜まっていた血が出てきたのだろうとのことでした。
前触れもなく出血するというのは本当でしたね。寝ていたこともあってか張りも全く感じなかったし。

前置胎盤は二度目の出血は止まらず大量になると聞いていたので、この程度で済んでラッキーなのでしょうが、心臓に悪いことこの上ない…。

今日は精神的にもぐったりだし、なんとなく腰が重くてだるいので、ずっと横になっていようと思います。

お腹の子が今日も元気に動き回っているのが何よりの救いです。