お久しぶりです
ご無沙汰しております。
去年の9月から更新をしておらず申し訳ありませんでした。
2015年10月2日に緊急帝王切開にて無事男児を出産しました。
もうすぐ10ヶ月になります。
出産後は体力の回復もそこそこに二人の男の子の育児が始まり、ブログの更新にまで手が回りませんでした。
しかし今日久しぶりに思い立ってブログを覗いてみると、放置しているにも関わらず、ブログを見にきてくださっている方がいらっしゃることを知りました。
なので、まずは無事であることのご報告をしたく書き込みました。
今後少しずつ、出産の経緯をまとめていくつもりです。
よろしくお願いいたします。
自己血貯血
転院
コウノドリ
連休明けにならないと転院日が決まらずブログに書くこともないので、入院中に読んだマンガの感想を。
「コウノドリ」はモーニングで連載中の、総合病院の産科が舞台の妊娠・出産を扱った作品です。
10月からのテレビドラマ化も決まっていて、ネット広告でもよく見かける今話題のマンガです。
私が知ったのも、入院中にスマホで見かけた広告がきっかけでした。
ちょうど最初の数話を無料で読めるキャンペーンをやっていたのです。
スマホで電子マンガを読むときはレビューを先に読むので、その時も同じ様に目を通すと絶賛の嵐!
絵柄に癖があるなどの意見もありましたが、「感動した」「読むの止められなかった」などの高評価ばかりでした。
ただ一つ気になったのが「妊娠中の人は不安になるかもしれないからやめたほうがいいかも」とのコメント。
正に妊娠トラブルで入院中の私に向けられたような言葉でした。
それでも読んでみたいという好奇心に勝てず、無料立ち読み…。
そして課金して配信済み分を全て読み切ってしまうことに(笑)
ベッドの上でボロボロに泣きながら、それでも繰り返し読みました。
結論としては、(私個人としては)読んで良かったと思います。
確かに恐ろしいこともたくさん描いてあるし、登場する妊婦さんや赤ちゃん全てが幸せな出産をするわけでもない。
でもそれ以上に、総合病院に入院しているということはとても心強いことなんだと感じました。
様々な科のお医者さんがお母さんと赤ちゃんを守るために力を尽くしてくれるんだと頼もしく思ったのです。
そして時折出てくるコウノトリ先生の言葉で心に刺さったのが
「このような状態(結果)になったのは誰のせいでもない。お母さんが自分を責めることはない」
というもの。
早産になってしまうのも、お腹の子に障がいが出てしまうのも、お母さんのせいではないと。
それでも落ち込んで自分が悪いのではないかと考えてしまうのが母親の常ではありますが、私が前置胎盤になってしまったのも仕方のないことなんだとある程度納得できました。
最後に特に印象に残った回を以下にてご紹介します。(ネタバレあるのでご注意ください)
★喫煙妊婦
メインは喫煙を止められない妊婦さんの話なのですが、前置胎盤で帝王切開になる妊婦さんも登場します。
最終的には母子ともに無事に出産を終えるのですが、産科の医師たちによるカンファレンスの時に四宮先生が言った
「前置胎盤の妊婦のうち、20人に1人は死ぬんだよ」
というセリフが忘れられません。
自分がハイリスクな妊娠であることを改めて自覚させられたシーンでした。
★卵子提供
この話の妊婦さんは、帝王切開後の出血が止まらず、子宮を全摘出します。
その後意識を取り戻し、その事実を知らされた時に
「でも私、生きててよかったです」
とつぶやくのです。
前置胎盤の出産も子宮全摘出の可能性を含んでいます。
確かに子宮は取らずに済むのならその方がいい。
でも息子やダンナ、生まれてくる子のことを考えたら、私もこんな風に言えるといいなと思いました。
★NICU
少し長めの話です。
あらゆる事情でNICUに入ることになった赤ちゃんとその両親たちについて描かれています。
これを読むと、24週で入院となった自分たちがどれだけ危ない状況だったのかが分かります。
幸いにも私たちは出血を繰り返しながらも34週までこぎつけましたが、きっと今も病院内では早く生まれてしまった子やご両親が一生懸命がんばっているのだろうな…。
★長期入院
こちらはまだ配信になっていないので私はまだ読んでいないのですが、登場する管理入院の妊婦さんの中に前置胎盤の人がいるようです。
これは私にぴったりの回かも。
配信されたらすぐ読もうと決めています。
ところで作品の中では登場人物それぞれに好物があり、コウノトリ先生がカップ焼きそばばかり食べているので最近ペヤングが食べたくて仕方ありません(一平ちゃんも可)
退院したら絶対に食べてやるぞー!(笑)
34週突入、転院の予定について
9月18日、今日でようやく34週0日です!
これで待ちに待った転院が可能に。
数日前に主治医の先生が話してくれた内容によれば、シルバーウィーク明けから月末までの間の転院となる可能性が高そうです。
最近では色々な先生や看護師さんたちに
「お腹大きくなりましたねー!よくここまで頑張ったねぇ」
と感慨深げに言われます。
24週で入院してから10週間も経つんだもんなぁ。そりゃお腹も大きくなったと感心されますよね。
ところで転院先となる病院、息子の持病を診てもらうのに定期的に通ってはいますが、私自身がかかったことはありません。
系列の大学病院とは言え、今いるところとは異なることもあるだろうと、口コミサイトで少し調べてみました。
Women's Park
http://women-sp.benesse.ne.jp/cos/
読んでみて感じたこと。
★共通点
・赤ん坊のコットに無呼吸時に鳴るアラームがついている
・毎回違う先生による診察となるので気になることはその場で聞いた方がいい
・15歳未満は病棟に入れないので新生児には会えない
★相違点
・おやつがでる!!!
・母乳育児寄りの方針
・シャワーが予約制
・LDRがある
こんなところでしょうか。
そこまでの違いは無いように思います。
おやつがあるのが嬉しいくらいかな(笑)
一人目を出産した新潟の済生会第二病院が猛烈な母乳育児推奨だったのでそれほど抵抗は無いし、帝王切開予定なのでLDRの有無もそれほど重要じゃないです。
一つ気になったのが、総じて「入院・分娩費が高い」というコメントが多かったこと。
どこと比べての話かイマイチはっきりしなかったので、個人の感覚によるところが大きいのかもしれませんが、ちょっと心配…。
私の場合は健康保険が一部適用されるだろうとは思っていますが、ある程度の請求は覚悟しておく必要があるかもしれません。
とりあえずは、あともう少し、手術まで何事もなく過ごせますように!
お祭りの金魚で考えさせられたこと
今回は入院・出産の話とズレますが…
日曜日に近所の神社でお祭りがあり、ダンナと母が息子を連れていってくれました。
こじんまりとした神社で普段はほとんど人がいませんが、祭りの日はいくつか屋台も並び、おみこしも出て楽しげな雰囲気に包まれます。
きっと去年よりも楽しんでいるだろうなぁと微笑ましく想像していたのですが、送られてきた写真を見て固まりました。
金 魚 す く い や っ た の !?
どうやら息子がやりたいと大騒ぎして収拾がつかなくなり、仕方なくやらせたということらしいのです。
そして上手にすくえなくて大泣きし、大きめの金魚をもらったようです。
そうだよね、金魚すくいって失敗しても1、2匹もらえるんだよね。
…で、それどうするの?
ダンナもすっかり困り果てている様子でした。(おそらく私に怒られると思ったのでしょう・笑)
もらってしまったのならお家に連れていってあげて、と伝えました。
経験ある方も多いと思うのですが、夜店の金魚って弱りやすくてすぐに死んでしまうことが多いんですよね。
私も子供の頃にそうやって何度か死なせてしまって以来、お祭りで金魚すくいはやらなくなりました。
あの時もそれなりに悲しい思いをしたけれど、今回は自分の時以上に悩みました。
もしかしたら、これが息子が初めて対面する死かもしれない。
悲しむだろうか、理解できるだろうか。
不安でした。
まずは死なせてしまわないようにするのが一番と、ネットで情報を集めました。
カルキ抜きと塩水浴をやってあげるとよいと知り、ダンナに連絡。
何とか生き長らえてほしい(息子に死ぬところをみせたくない)と願いながら一晩過ごしました。
がんばってくれたら本格的に飼おうと、夜中までスマホで飼育用品を探したりもしました。
結果、金魚は2匹とも亡くなってしまいました。
大きい金魚はその日のうちに。
元気そうに見えた小さい方も、朝には死んでしまったとのことでした。
夜に死んでしまった金魚は息子の目に触れる前に片付けたようですが、小さい金魚の死は、朝息子自ら見つけたそうです。
「ぽにょ、死んでるー!!」と言ったとか。
息子が死んでいるという単語を知っていたことに驚きましたが、よく考えると彼の大好きなポニョにもトトロにも「死んじゃった」というセリフが出てきます。
本人がどこまで理解しているのかは分かりませんが…。
朝の時点では、「2匹とも死んじゃったね」とあっさりしていて、そのまま保育園へ向かったそうです。
その後母とメールでやり取りし、もしまた金魚について聞かれたら
「死んじゃったからさよならしたよ、海のママのところに帰ったよ」
と説明してもらうことにしました。
実際は金魚は海ではなく土に還るのですが、息子がポニョと呼んでいたのなら、その方がイメージしやすいかなと考えたからです。
夜、しばらくは金魚のことなど忘れていたかのように見えたのですが、突然「はっ!きんぎょ!」と言い出した息子。
母の「海に帰ったよ」に納得したのかは分かりませんが、それ以降は何も言わなかったそうです。
これで一連の金魚の話は終わりです。
上記は全てダンナと母からの伝聞です。
私は入院中でそばにいてあげられなかったので、実際どの程度息子がショックを受けるのかが分からず相当うろたえてしまいました。
聞く限りでは案外平気なようでしたので杞憂だったのかなと思っています。
でも今後は息子も賢くなって、もっと難しい話題も出てくるんだろうなぁ。
その時はしっかり寄り添って一緒に考えたいです。
親も日々是勉強、ですね。