コウノドリ
連休明けにならないと転院日が決まらずブログに書くこともないので、入院中に読んだマンガの感想を。
「コウノドリ」はモーニングで連載中の、総合病院の産科が舞台の妊娠・出産を扱った作品です。
10月からのテレビドラマ化も決まっていて、ネット広告でもよく見かける今話題のマンガです。
私が知ったのも、入院中にスマホで見かけた広告がきっかけでした。
ちょうど最初の数話を無料で読めるキャンペーンをやっていたのです。
スマホで電子マンガを読むときはレビューを先に読むので、その時も同じ様に目を通すと絶賛の嵐!
絵柄に癖があるなどの意見もありましたが、「感動した」「読むの止められなかった」などの高評価ばかりでした。
ただ一つ気になったのが「妊娠中の人は不安になるかもしれないからやめたほうがいいかも」とのコメント。
正に妊娠トラブルで入院中の私に向けられたような言葉でした。
それでも読んでみたいという好奇心に勝てず、無料立ち読み…。
そして課金して配信済み分を全て読み切ってしまうことに(笑)
ベッドの上でボロボロに泣きながら、それでも繰り返し読みました。
結論としては、(私個人としては)読んで良かったと思います。
確かに恐ろしいこともたくさん描いてあるし、登場する妊婦さんや赤ちゃん全てが幸せな出産をするわけでもない。
でもそれ以上に、総合病院に入院しているということはとても心強いことなんだと感じました。
様々な科のお医者さんがお母さんと赤ちゃんを守るために力を尽くしてくれるんだと頼もしく思ったのです。
そして時折出てくるコウノトリ先生の言葉で心に刺さったのが
「このような状態(結果)になったのは誰のせいでもない。お母さんが自分を責めることはない」
というもの。
早産になってしまうのも、お腹の子に障がいが出てしまうのも、お母さんのせいではないと。
それでも落ち込んで自分が悪いのではないかと考えてしまうのが母親の常ではありますが、私が前置胎盤になってしまったのも仕方のないことなんだとある程度納得できました。
最後に特に印象に残った回を以下にてご紹介します。(ネタバレあるのでご注意ください)
★喫煙妊婦
メインは喫煙を止められない妊婦さんの話なのですが、前置胎盤で帝王切開になる妊婦さんも登場します。
最終的には母子ともに無事に出産を終えるのですが、産科の医師たちによるカンファレンスの時に四宮先生が言った
「前置胎盤の妊婦のうち、20人に1人は死ぬんだよ」
というセリフが忘れられません。
自分がハイリスクな妊娠であることを改めて自覚させられたシーンでした。
★卵子提供
この話の妊婦さんは、帝王切開後の出血が止まらず、子宮を全摘出します。
その後意識を取り戻し、その事実を知らされた時に
「でも私、生きててよかったです」
とつぶやくのです。
前置胎盤の出産も子宮全摘出の可能性を含んでいます。
確かに子宮は取らずに済むのならその方がいい。
でも息子やダンナ、生まれてくる子のことを考えたら、私もこんな風に言えるといいなと思いました。
★NICU
少し長めの話です。
あらゆる事情でNICUに入ることになった赤ちゃんとその両親たちについて描かれています。
これを読むと、24週で入院となった自分たちがどれだけ危ない状況だったのかが分かります。
幸いにも私たちは出血を繰り返しながらも34週までこぎつけましたが、きっと今も病院内では早く生まれてしまった子やご両親が一生懸命がんばっているのだろうな…。
★長期入院
こちらはまだ配信になっていないので私はまだ読んでいないのですが、登場する管理入院の妊婦さんの中に前置胎盤の人がいるようです。
これは私にぴったりの回かも。
配信されたらすぐ読もうと決めています。
ところで作品の中では登場人物それぞれに好物があり、コウノトリ先生がカップ焼きそばばかり食べているので最近ペヤングが食べたくて仕方ありません(一平ちゃんも可)
退院したら絶対に食べてやるぞー!(笑)